「目の前の一球に集中しないこと」
なんで?
謎なタイトルですよね。
サービスライン辺りに高く跳ねたチャンスボールをイメージしてみてください。
ドキドキしますね。
なんとしても決めなくては!
誰もがそう思うはずです。
プロの世界では一撃必殺、エアーKでも繰り出さないといけないレベルです。
一般レベルのプレーヤーには、ほぼ必要のない技ではあります。
夢はありますけどね。
で、何が言いたいのかというと・・・。
別にチャンスボール一球で決める必要はないということです。
完全優位に立って次のボールをボレーで決めてもいいわけです。
チャンスボールで大切なのは、確実に相手を追い込むことです。
これが目的です。
ムリして自分を追い込んでも仕方がありません。
チャンスボールの次で決めてもいいと思うだけでショットはかなり安定します。
この安定感が相手を追い込むことにもなります。
これが「目の前の一球に集中しないこと」ということです。
イチロー選手のエリア51と言われる守備範囲をご存じでしょうか。
レフト方向に上がったボールを華麗にキャッチして、レーザービームでランナーを刺すことが一連のプレーになっています。
だからその前段のボールをキャッチする際、エラーをするはずがないということです。
次のレーザーショットが見せ場ですから。
さて、テニスに話を戻します。
要約すると「チャンスボールの次はチャンスボール」ということです。
焦ることはありません。
次のチャンスボールで決めるくらいのつもりで打てば、ほぼ決まります。
ぜひ、お試しください。