確かに壁打ちは最強の練習相手です。
これは間違いありませんが、順序というものがあると思っています。
コートに併設されている壁打ちがあり、毎週その横を通ってコートに向かっています。
そこで毎週必ず同じ人を数人ですが見かけます。
おそらく壁打ちの常連さんではないかと思います。
しかし、どの方の打ち方も壁打ちに最適化されてしまっているんですよね…
打球が壁に激突するまではいいのですが、おそらくその先もボールは飛び続けコートには収まらないと思います。
ボールがコート内に収まる気配がありません。
おそらく壁に向かって全力で打ち込むのが目的になっているようです。
壁の先にあるコートをイメージして、コースを狙って打つ。
そんなイメージをするとおそらくもっと違った打ち方だったり、打球になると思います。
さて、これは壁打ちだけやっている場合のデメリットですが、オンコートでしっくりこないとか、感覚を整えたい場合は、壁打ちは最高のツールになると思います。
オンコートで課題を発見し、壁打ちで反復練習して修正していくことは大切なプロセスだからです。
考えながら打っている人はむやみにハードヒットしていないと思います。
なんというか奥深いですよね。
ボールがラケットに当たって離れるまでの感覚だったり、打ったボールが狙ったところに返ってくるようにコントロールして打っている人のボールは、同じボールでも質が違います。
壁打ちは考えながらするもの
この繰り返しが上達に繋がっていくと思っています。
ぜひ、考えながら、変化を恐れず壁打ちで試してデータを収集してみましょう。
そしてオンコートで試してみましょう。
壁打ちとオンコートの練習を併用すると上達が早いと思います。
スマホなどで打っている自分の姿を撮影してみるのもいいかもしれません。
多分、自分のイメージと全く異なる自分が映っているはずです。
ちょっと怖いですが…